地域おこし協力隊くつざわの農活

外車売って軽トラ買って移住したくつざわのよもやま話

✳︎ 開墾した農地

ここで農の第一歩を踏み出し、水々しくて大きな野菜たちを収穫しています!

自然農に移行した畑(10月29日)↑ / ↓開墾前(2月)

✳︎ 農活のよもやま話

10月29日

6月2日から長らくの間、よもやま話を更新できずにいました。

夏の暑さと作業量、そしてこれからの活動ビジョンの見極め・整理をするため更新せず、畑にひたすら向き合いました。

この5ヶ月間、深く考え取り組んでいたことは以下の4点でした。

① 私は小山町で初めての夏の農活。

その夏はなかなかの猛暑で、私にも野菜にも厳しいものでした。

② 自宅から15km離れている沼子弁天公園で、猛暑の中、苗作りは難しく、どうしたらうまく秋冬に向けた苗づくりをできるのか?

私の住む場所、施設面と運用面をゼロから考え直し、見直しました。

③ これから小山町に移住を希望される方々、就農を希望される方々の後押しにつながる協力隊活動とは何か?

一人でも多くの方に「小山町で農業(農活)したい!」と思ってもらえるよう、自分の協力隊活動をじっくり見極めました。

④ 小山町の小学生の希望の多かった「ブロッコリー」を、秋冬の収穫に向けて自力のみで作れるのか。そして私が野菜を作るのなら『こどもたちに食べてもらいたい』

こどもたちの成長のためには栄養価が高い野菜を作りたい、安心安全な野菜を届けたい。

これらをひたすら考え、土作り。ぐんぐん伸びてくる野草とそれに負けじと成長する野菜に、必死に向き合いました。

その結果、夏野菜を横浜市の保育園かつら愛児園さんに提供することができ、こどもたちから多くの笑顔を頂きました。

蝉が旺盛に鳴く7月末。農地を試行的に使わせて頂いている養蜂家の髙橋章治さんから、更なるご支援を頂き、苗を作る場所(小屋)を提供頂きました。

これにより無事苗を作ることができるようになり、ブロッコリー栽培に目処が立ちました。

あのタイミングで支援が無かったら、今日成長を続けるブロッコリーとレタスは畑におらず、こどもたちから要望は来年に持ち越しとなっていました。

髙橋章治さん、本当にありがとうございます。

そしてもう一つ、この5ヶ月で地力を高める作業に取り組み、自然農へ完全に移行させました。

地域おこし協力隊は最長でも3年間という限られた期間のため、農活一年目で私が自然農に取り組み、収穫、こどもたちに提供できたことは、個人的に良かったな、、と感じています。

というのも自然農の畑に移行して、野菜がうまく成長出来るようになるには、最低でも3年はかかるためです。

かつら愛児園の園児による、さつまいもの作品

自然農の畑では一切の農薬・除草剤も化学肥料も使わず、自然の循環により野菜を成長させるため、地にじっくりと根張りする土づくりを行います。

そのため自然農は土の中の微生物と生態系が整っている必要があり、それに時間が必要です。

根を長く張り、栄養を土からのみ吸収するため、成長はゆっくりで時間はかかりますが、自然農で育まれた野菜の栄養価は化学肥料で作られている野菜の2倍〜3倍以上となります。

(日本食品標準成分表より)

それゆえ味が濃く、昔ながらの野菜の風味を味わえるため「これぞ野菜の味!」をこどもたちをはじめ多くの方々に味わってもらいたいです。

そして食べることのみならず、畑にも来てもらって、一般的な畑との匂いの違い、自然と一体の畑を感じてもらいたいです。

更に自然農に取り組むと畑に生えてくる雑草が変わります。これまではチガヤやスギナ、ススキが茂る畑でしたが、今では彩り鮮やかな野草が生えはじめてきました。

今回紹介した以外にも自然農を取り入れると良いところが色々とあるので、来年以降、変化について詳しくお伝えしていきます。

五感を通して楽しんでもらえる畑になるように日々進化しますので、是非一度沼子弁天公園に足をお運びください。

✳︎ 2024年12月2日活動開始から一つずつ解消中。。

✳︎

開墾前 問題点

  • どうやったら農地を探せるの?
  • 開墾作業前にやるべき環境整備作業がある?
  • 道具は何が必要?
  • 作業についてわかる人は?どこにいる?
  • 鳥獣対策の柵が必要!?
  • 柵はいくらでどんなものがある?
  • 木の根っこが地中にあるがどうすればいい?
  • 場所によっては崖崩れしていて、どう手当する?

✳︎—–以下は暇な時に。長い文で、私の紹介文ですので、スルーして最下の青い四つ葉のところまで飛ばしてください。

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✳︎ 地域おこし協力隊

(農業振興)

沓澤 潤:くつざわ じゅん

  • 鎌倉市生まれ、横浜市育ち
  • 中学生の頃から週末に一人で裏山に赴き、当時は珍しかったソロキャンプを楽しむ。
  • 逗子開成高校に入り、うまく溶け込めず、毎日窓の外、海を眺める生活。
  • 大学の部活動で、上昇気流のみで長距離を飛行するグライダーに出会い、のめり込み、1年目からオーストラリアの田舎街ワイケリーに短期航空留学
  • 学生グライダーの数々の賞・成績・活動が認められ、関東学院大学卒業時に学長賞を受賞
  • 当時就職氷河期の中、全国大会の出場もあり4年間最後の3月まで部活動に全力を注いだため、就活は苦しみましたが、富士通のシステムエンジニア(SE)として就職。
  • 出張族のSEで旅客機に乗れるので「楽しい仕事〜」と思いつつも、それまで15年の闘病してきた父、それを支えた母が大病を患い、両親を近くで支えるため近所の日立製作所SEに転職。
  • 母の病状の回復があり、短期間の約束でアメリカオレゴン州に4ヶ月の航空留学。日本の操縦士の就職に必要なアメリカの操縦士資格を全て取得し帰国。
  • その後国内エアライン路線会社の訓練費補助制度に合格。国内事業用ライセンスを取得するも、両親の看病・父の介護、母の他界、3.11…様々なことが重なり、国内訓練及びエアライン操縦士の訓練を断念。。
  • その後産業航空の会社に入り、14年半勤務。
  • 主に運航コンサルティング・ポートコンサルの技術職として低高度空域の運航に従事し、仕事で小山町を訪れていました。

✳︎ 農業を意識したキッカケ

  • 家庭菜園で自分で作った野菜とスーパーで買う野菜に味の違いがあり、驚いたことでした。
  • こどもたちに安心して食べてもらえる野菜を作りたい。
  • 古き良き日本が整えてきた農の形に戻していきたい、と強く願う。
  • 35年間闘病をして他界した父、支えつつ先に他界した母。
  • 病と戦い続けた生活の中で健康診断→早期発見→治療という自己免疫をなおざりとする医療、農薬、除草剤、化学調味料、精製塩、合成甘味料等の危険性を知る。

✳︎ くつざわの保有免許・資格

≪航空関係≫
 <日本>
  事業用操縦士 固定翼
  自家用操縦士 滑空機
  航空無線通信士
  JUIDA (ドローン)操縦技能証明
  JUIDA 安全運航管理者証明

 <アメリカ>
  FAA Private Pilot Glider / Airplane Single Engine Land
  FAA Multi Engine Land / Instrument Airplane

≪一般≫
 大型二輪
 第一種衛生管理者
 チャイルドマインダー(ベビーシッターできます)
 英検2級

≪狩猟免許≫
 狩猟免許(わな猟)

移住して、3ヶ月で狩猟免許を取得しました!

✳︎ 青い四つ葉のマークを押すと、我が家の“無邪氣”な移住ビジョン・活動詳細を紹介のためまとめています。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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